高見沢
本サイトの運営しています高見沢と申します。
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世の中にiモードが出た頃からずっと、インターネット回線オタクの僕。
ここ数年は、WiMAXなどのモバイルルーターや光回線など、さまざまなインターネットについて紹介しています。
ケンジ
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日本では、ドコモ・au・ソフトバンクの大手キャリア3社とも2019年にプレサービスをスタート、2020年には本格スタートする、と発表しています。
ただし、いまお使いのスマホでは5G回線を受信することはできません。
5Gを使うためには、対応するスマートフォンやタブレットが必須ですが、残念ながらその情報はまだ。料金についても詳しい内容はまだわかっていません。
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5Gってなに?というひとは、下の記事で詳しく説明しているのでぜひチェックしてみてくださいね

5G導入に向けたau(KDDI)の取り組み
auでは、さまざまな企業とタッグを組んで5Gに関する研究・実験をおこなっています。
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無人の建設機械を遠隔で操作し、災害復旧に役立てる
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これは、au(KDDI)、大林組、NECの三社が共同でおこなった公開実験の様子。
5G通信を使い、建設機械を遠隔で操作しています。
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地震や台風など、災害が起きた直後は二次災害の恐れがあるため人間が復旧作業に入るのが難しい場合も少なくありません。
そうした状況でも、遠隔操作で操作できる建設機械があれば、安全に復旧活動をおこなうことが可能になります。
実験では、建設機械に合計5台のカメラを設置。
カメラに映し出された映像は、現場から離れた遠隔操作室に5G回線で送られ、その映像を見ながらオペレーターが遠隔操作をおこないます。
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- 災害復旧での活用
- 技能者の高齢化や人材不足への対応
- 粉塵の多い場所や臭気のある場所など、悪環境下での作業
IT化が進む鉄道業界で5Gの実証実験
ドアの開閉やエアコンの調整、線路の劣化度の計測など、実はすでにIT化が進んでいる鉄道業界。
駅構内においても、Suicaなど交通系ICカードの利用増加や、大量の映像データを必要とするサイネージ広告の増加などによって、無線通信は欠かせないインフラのひとつとなっています。
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5Gの周波数は「高速・大容量」だが、範囲が狭い
現在使われてる4G(LTE)では、以下のような周波数帯域が使われています。
一方、5Gで使われる周波数は3.7GHz帯、4.5GHz帯、28GHz帯。
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- 周波数帯域が高いほど情報伝達量が多く、一度にたくさんのデータが送れる。
- 低い周波数帯域は、電波が障害物の後ろに回り込んだり貫通したりでき、遠くまで届けられ、ひとつの基地局で遠方までカバーできる。
つまり、表にしてみると
となり、大容量のデータ通信は大きなメリットですが、一方で、周波数帯域が高いほど電波が届く範囲が狭い・障害物に弱いというデメリットもあるのです。
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移動する電車の中でも5G通信を実現するための技術とは
auでは、高速で移動しているときでも5Gをしっかり届けるため、さまざまな技術を使用しています。
ビームフォーミング
電波を細く絞って、特定の方向に向けて集中的に発射する技術。基地局と端末の間の電波干渉を減らすことで、より遠くまで電波を届けられる。
ハンドオーバー
通信しながら移動しているときに、次のアンテナへ自動的に切り替えること。5Gの電波が届く範囲は4Gと比べて狭いので、アンテナをスムーズに切り替える技術がより必要に。
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その様子は下記の動画からチェックできます。
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5G技術でエンターテインメントをもっと楽しく
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さっそく、その一部をご紹介します!
HMDいらずのVR!複数人で同時に没入感を楽しめる
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VRは体験してみたいけど、HMDはなんとなく躊躇する・・・というひとにオススメなのが、auが昨年2018年10月に開催された「CEATEC JAPAN 2018(シーテック ジャパン 2018)」で出展した新技術。
「CEATEC JAPAN 2018(シーテック ジャパン 2018)」とは、アジア最大級の規模を誇る、IT技術とエレクトロニクスの国際展示会です。
この展示会でauがお披露目したのが、ゴーグルをかけないVRシステム「みんなでVR」。
これは、ワンダービジョンテクノラボラトリー社が開発した「WV Sphere 5.2」というシステムと、auの5G通信技術を組み合わせたもの。
「WV Sphere 5.2」は、大きな半球状スクリーンに映像を映すことによって、バーチャルな視覚体験をもたらします。
HMD(ヘッドマウントディスプレイ)など、身につけるデバイスがいらないので、複数の人が同時にVR体験を共有することが可能です。
VRでリアルを追求するためには、映像の美しさが不可欠ですが、4Kや8Kといった高精細な映像をリアルタイムで配信するためは、高速で大容量の5Gネットワークが欠かせません。
- 次世代のエンターテインメントを実現
- 高齢者やカラダの不自由なひとと旅行などの体験を共有
5Gでスポーツ観戦を変える!
auでは、スポーツにおいても、最新技術と5Gを組み合わせた実験を次々におこなっています。
ARスマートグラスでデータを見ながら野球観戦
昨年2018年10月、札幌ドームにて開催された北海道日本ハムファイターズvs埼玉西武ライオンズ戦で、auの実証実験がおこなわれました。
その内容は、ファンのみなさんに「ARグラスをつけての鑑賞スタイルを体感してもらう」というもの。
ARグラスにはあらかじめ専用のグラフィックやシステムが組み込まれていて、さまざまな情報が映し出されます。
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当日の試合状況だけでなく、個別対戦成績や方向別打率といった登板選手それぞれのデータも表示。
試合が進むことにデータは更新されるほか、装着時の目線や顔の角度で表示内容が変わる仕様のため、
5Gならではの通信速度の速さで、相互ネットワークを可能にしています。
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サッカーのゴールシーンを360°から鑑賞
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これは、ゴールシーンをさまざまな角度から見ることができる「au/4D Replay」という技術。
あらかじめゴール裏側のスタンドを4Kカメラでびっしりと取り囲み(その数なんと60台!)、その映像を組み合わせることで臨場感あふれる360°映像を実現しています。
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カメラのスイッチングで映像をつくる「au/4D Replay」は、カメラを切り替えることで視点の移動を再現。
5G技術を使うことで、ゴール直後に「au/4D Replay」の映像をスタジアムの大ビジョンに映し出すことに成功しました。
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クライミングの中継に自由視点映像の技術を導入
2020年の東京オリンピックで正式種目に選ばれたクライミング。
2018年8月におこなわれた「ADIDAS ROCKSTARS TOKYO 2018」の中継において、自由視点映像が導入されました。
自由視点映像とはその名の通り、上下左右いろいろな視点から見られる映像のこと。
自由視点映像を実現するため、この試合では選手がのぼる壁の頭上に16台のカメラを設置し、競技に挑む選手を一斉に撮影しました。
映像はタブレットやスマホに送られ、視聴者は自由に視点を変えながら観戦することができます。
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自由視点映像のデータは、複数のカメラの映像を組み合わせるためかなり大容量。
圧縮することなく、遅延なく配信するためには、5G技術が欠かせません。
- ライブでの試合観戦がさらに楽しめる
- 会場の一体感が増すような演出が可能に
- 遠隔地からでも、リアルタイムかつ自由視点での観戦が可能に
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建設業界、鉄道業界、スポーツ業界など、さまざまなジャンルで実証実験を続けているau。
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