こんにちは!!たかみーこと高見沢です。
高見沢
WiMAXや格安スマホなど、通信に関する情報を発信している当サイト。
ここ最近は、新たなモバイル通信規格「5G」に関する記事が人気を集めています。
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本日は、日本を代表する大手キャリア「ドコモ」の5Gに関する取り組みをご紹介。
なんと、ことしの9月にはプレサービスがスタートすることも発表されています。
日本では20年の東京オリンピック・パラリンピックが始まる前までに5Gの商用化を目指しており、19年夏にもプレサービスが始まる見通しだ。
NTTドコモは「ラグビーワールドカップ2019 日本大会」が開催される19年9月に合わせて「プレサービス」を始める計画を明らかにした。
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この記事の内容
5Gとは、5世代移動通信システム
そもそもGとは移動通信システムの世代をあらわす単位で、国際電気通信連合という機関が定めている規格のこと。
4Gは第4世代移動通信システムと言い、大手キャリアで使われているLTEや、WiMAX専用のモバイル回線であるWiMAX2+など、
現在日本国内で広く使われているモバイル回線はほぼすべて4Gの規格に認定されています。
あまりなじみがないですが、1Gや2Gの時代もあったんですよ。
ガラケーを使っているひと向けにはいまも3Gが提供されていますが、その割合はすでにかなり低く、ほとんど4G通信が使われています。
2018年11月には、auが2022年に3G通信サービスの提供を終了すると発表したことも話題になりました。
現在、5Gの研究開発は世界中で進められており、日本ではドコモ、au、ソフトバンクの大手3キャリアが中心となってその開発をおこなっています。
5Gの規格についてはまだ協議中のためしっかりとは決まっていませんが、簡単ざっくり言うと、4Gよりも
- 通信スピードがかなり速い
- 一度に可能な通信量がすごく多い
- 通信遅延がほぼない
という、スーパーすごいモバイル通信規格なんです!
5Gが必要な理由
4G(LTE)が登場した当時、通信スピードの速さにびっくりしたひとは少なくないのではないでしょうか。
現在の4Gの通信スピードはなんと、50Mbpsから1Gbpsに迫る勢い。
自宅では固定回線(光回線)を使っているひとも多いと思いますが、すでに海外では、固定回線を介したWiFiよりも4G通信(LTE)のほうが通信スピードが速いことも証明されているほど。
そして今後は、5Gの登場によって、ますます固定回線の優位性は低くなると予想されています。
さてそれでは、日本を代表する大手キャリア、ドコモの取り組みを見ていきましょう!
ドコモの5Gに関する取り組み
9月からプレサービスを開始するとしているドコモですが、商用利用は2020年春を予定しています。
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ドコモが掲げる5Gの特長(目標性能)
5Gは、「高速・大容量」「低遅延」「多数端末との接続」の特長により4K/8K高精細映像伝送や自動運転、機器の遠隔制御などを活用したさまざまなビジネスを実現していきます。
ドコモが掲げる5Gの世界
都市部から地方まで、5Gに必要とされる場所に着実にエリアを構築してきます。5Gの活用が多くのビジネスシーンを変えていきます。
ドコモ5Gオープンパートナープログラム
ドコモでは、5Gの商用利用に向けて「ドコモ5Gオープンパートナープログラム」をおこなっています。
ドコモ5Gオープンパートナープログラムに参加した企業は、ドコモが主催する5Gのワークショップに参加したり、ドコモが提供する5G関連施設やプログラムを利用することができます。
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2018年ワークショップ開催実績
2月21日|第一回ワークショップ
5月24日|テーマ別ワークショップ(AR/VR)
9月 6日|テーマ別ワークショップ(産業改革・創出)
ドコモ5Gオープンラボ
また、ドコモでは、5Gを実際に体験できるドコモ5Gオープンラボを新宿区四谷、大阪府梅田、沖縄県那覇市の3箇所に設置しています。
ドコモ5Gオープンラボとは、「5G基地局装置」「4K映像機器」「VR装置」など、5G技術検証環境が整備された実験施設。
パートナー企業は、自社サービスの品質向上や新サービスの創出に向けて実際に5Gを使うながらの構築や検証ができるほか、自社の機材を持ち込んでの実験も可能です。
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ドコモ5Gオープンラボで使用できる機材
5G伝送実験装置
5G環境である、5Gbps以上のスループット(実効伝送量)を実現する実験局。
実際のデータ伝送量をリアルタイムに数値で表示できる。
低遅延4K高精細映像伝送システム
4K高精細映像をモニターに映し出した「原画像」と、5G回線を介して映した「デコード画像」の、2つの画像を並べたシステム。
「原画像」と「デコード画像」を見比べながら、5Gの「低遅延」「高精細」な映像伝送能力を確認できる。
5G顔パス認証ソリューション
オフィスなどに設置する顔認証ゲートを、LTE環境と5G環境の2つを体験できる仕組み。
5G環境の「低遅延」「認証速度」を確認できる。
VRリモート3Dデザイン
離れた場所、複数人で、3Dデザインをリアルタイムに制作・共有できる仕組み。
仮想空間で、3Dのデザインの共有や共同制作を遠隔でおこなうことができる。
8KパノラマVR視聴システム
HMD(ヘッドマウントディスプレイ)で8K360°の映像を視聴できる高品質パノラマ映像視聴システム。
クリアな映像と、臨場感のある立体音響も体感できる。
4K360°ライブ映像視聴システム
スタジアムやイベント会場に設置した4K360°カメラのライブ映像を、5G環境で配信。
「低遅延」「大容量」「高速」の5G回線によって、離れた場所でも多数端末でリアルタイムに視聴できる。
5Gを活用した今帰仁城の歴史再現
三山時代の今帰仁城を再現した高精細な4KVRコンテンツを、5G環境で配信。
HDM(ヘッドマウントディスプレイ)やタブレットで使用できるほか、史跡や出土品に関する遠隔講義を、ARコンテンツとして配信。
コンテンツや機器の持ち込み
パートナー企業・団体が自社のコンテンツや機器を持ち込んで、5G回線による検証を実施できる。
MWC19 Barcelonaのドコモブース
MWCとは、formerly Mobile World Congressの略で、世界最大のモバイル展示会です。
これまでは年に1度、毎回スペイン・バルセロナで開催されてきましたが、次回以降より開催回数を増やし、世界各地で開催されることが決まっています。
6月には中国・上海でMWC19 Shanghaiが、10月にはアメリカ・ロサンゼルスでMWC19 Los Angelesが開催されます。
ことしのホットトピックはもちろん「5G」。日本からも各企業が出展しました。
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Diorama Stadium(日本名称:ジオスタ)
「Diorama Stadium(日本名称:ジオスタ)」とは、ドコモとフジテレビと共同開発による試合観戦システム。
MWCブースでは、Jリーグの試合の映像を使ってデモを実施。
スタジアム全体の映像から選手やボールを認識し、それぞれの3Dデータをリアルタイムで生成することで、自由視点での試合観戦ができる仕組みです。
5Gの大容量のデータ通信と低遅延を生かしています。
NETDUETTO
「NETDUETTO」とは、ヤマハが開発した「遠隔地間で音楽の合奏ができる」技術。
ドコモブースのステージ上では、ステージ上に居るギターの男性と、遠隔地にいるキーボード&ボーカルの女性がセッションを実施。
低遅延・大容量の5Gだから可能なデモンストレーションです。
この技術は、昨年話題を呼んだパフュームのコンテンツにも利用されています。
遠隔医療のデモ
5Gは、4Gよりも高解像度・低圧縮の映像転送ができるので、遠隔医療にも向いています。
ドコモブースでは、救急医療分野のデモを展示しました。
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ドコモの5G実験
5Gの活用について、幅広い提案をおこなっているドコモ。
ほかにもさまざまな実験をおこなっています。
新体感!みらいスタジアム
2017年12月24日に開催されたジャパンラグビートップリーグの試合「NEC グリーンロケッツ vs NTTドコモ レッドハリケーンズ戦」。
ドコモが研究開発を進めている5G、空間インターフェースといった技術とAR、VR技術を組み合わせ、スポーツの観戦体験を拡張をめざした実証実験をおこなった。
東京スカイツリー「docomo 5G Trial Site」
2017年12月8日~10日に、「5G新体感エンタテイメント「をテーマに5Gトライアルサイトイベントを東京スカイツリーで開催。
5Gが持つ「高速・大容量」「低遅延」「多数端末接続」という3つの特徴が実現する、スポーツやエンタテインメントの未来を体験。
YOYOGI CANDLE 2020
2017年10月28日・11月29日の2日間、NTTドコモ 代々木ビル壁面への新体感プロジェクションマッピングのイベント「YOYOGI CANDLE 2020」を開催。
プロジェクションマッピングに、ドコモが研究開発を進めている5GやNTTが研究開発を進めているイマーシブテレプレゼンス技術「Kirari!」などの新技術を組み合わせることで、近未来を感じさせるイベントを実現した。
[NEWS]鈴鹿サーキットで5Gを使った新たな観戦スタイルを
3月2日、鈴鹿サーキットとNTTドコモが連携協定を締結。
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最終コーナー付近に7月オープン予定の新観戦エリア「コースビューテラス」では、この主要コーナーのカメラ映像とビジョン映像、タイミングモニターのリアルタイム配信が(エリア専用のかたちで)運用開始される見込み。また、8月開催の鈴鹿10時間耐久レース(四輪)における5Gを使用した新たな実証実験実施も両社は検討し、さらには5Gを活用した新競技の開催をも検討していくという。
https://response.jp/article/2019/03/03/319694.html?from=tprt
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