こんにちは。WiMAX博士・たかみーこと高見沢です。
ボクは普段の仕事中、外でネットを使うことが多いので、やっぱりWi-Fiルーターが必需品。
そして以前、数あるWiFiルーターの中から何を選べば一番いいのか徹底的に調べました。
調べて調べて調べ尽くした結果・・・
高見沢
この記事では、WiMAXの「ハイスピードプラスエリアモード」について解説します!
ケンジ
ちょっと名前長すぎじゃないですか?
高見沢
ケンジ
たしかにこの「ハイスピードプラスエリアモード」、名前は長いし何のことだかよくわからない、という声が多いです。
でも、解説してみればそれほど難しくないので、この記事を読んで理解を深めてみてください!
覚えておくと、WiMAXを契約するときにも、契約後に使うときにも便利なんです。
また「ハイスピードプラスエリアモード」だけでなく、もうひとつの「ハイスピードモード」についても解説します。
この違いを理解すると、より便利に快適に使えるようになるので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
ハイスピードプラスエリアモードとは
まずは、ハイスピードプラスエリアモードを分解して行きましょう。
名前は長いものの、要素ごとにわけて考えると結構簡単です。
ケンジ
モードの意味は「ハイスピード」+「エリア」ということ
この「ハイスピードプラスエリアモード」、実は3つの要素に分けられます。
それは
- ハイスピード
- プラス
- エリアモード
です。
ケンジ
高見沢
WiMAXにはふたつの通信モードがあります。それは、
- ハイスピードモード
- ハイスピードプラスエリアモード
なんです。
で、「ハイスピードモード」に「エリア」をプラスしたのが、
「ハイスピード・プラス・エリア」モード
というわけなんです。
要は、WiMAXの「ハイスピード」に、au回線の「エリア」をプラスしたモードなんですね。
ケンジ
でもなんでモードが2つもあるんですか?
高見沢
ケンジくんのために、いまからひとつずつ解説していくヨ★
まずはWiMAXの基本、ハイスピードモードから。
WiMAXの基本「ハイスピードモード」
「ハイスピードモード」の特徴は、
- 通信スピードが速い
- 月間データ量無制限
- エリアがちょっと狭い
です。(※ギガ放題プランの場合)
通信スピードは、このハイスピードモードの状態で最大440Mbps。
これは、モバイル回線としてはめちゃくちゃ速いです。
さらに月間データ量は無制限。月内にどれだけ使っても追加料金も速度制限もありません。
ケンジ
高見沢
でもすっごくやさしい制限だけどネ★
「スピードが速くて、月間データ量が無制限」というWiMAX。
こんなスゴイネット回線あるんですか?ってくらいの特徴ですが、ちゃんと弱点もあります。
それは「エリアがちょっと狭い」ということなんです。
WiMAX「ハイスピードモード」のエリアについてちょっとしっかり解説していきますね。
ハイスピードモードのエリア
WiMAXの「ハイスピードモード」は、その名の通り高速な回線です。さらに月間データ量が無制限。
一見最強のネット回線、かと思いきや、ひとつだけ弱点があります。
高見沢
ハイスピードモードの弱点は、「エリアがちょっと狭い」こと。
ケンジ
この「ちょっと」にはわけがあります。
モバイル回線の「エリアが狭い」と聞いて、何に比べて狭いと思いますか?
ケンジ
その通りです。
WiMAXのエリアは、大手スマホキャリア(au・docomo・ソフトバンク)のエリアと比較して、やっぱりちょっと狭くなっちゃいます。
これはアンテナ数と電波の性質によります。
アンテナ数に関しては、企業規模が違いすぎることが原因ですね。
大手スマホキャリアの設備投資額は年間5000億円以上。ちょっと想像もつかない数字です。
これに対抗しようとするのは、無理な話です。
また電波の性質も関係します。
WiMAXの電波は、反射しづらく距離も短い「高周波帯」の電波。
一方大手キャリアの電波は、反射安く距離の長い「低周波」の電波。
比較表にまとめるとこんな感じです。
WiMAX | 大手スマホ | |
---|---|---|
アンテナ数 | 少ない | 多い |
設備投資費 | 年500億程度 | 年5000億以上 |
電波 | 届きにくい | 届きやすい |
エリア | 狭め | 全国どこでも |
この違いが、利用できる「エリア」の違いとしてあらわれてくるんです。
ケンジ
高見沢
そこで登場するのが「ハイスピードプラスエリアモード」ってことですヨ!
LTEオプションで使える「プラスエリアモード」
ここからは「ハイスピードプラスエリアモード」って毎回打つのが めんどくさい 長くて読みにくいので、「プラスエリアモード」と表記していきます。
WiMAXの基本モードである「ハイスピードモード」の弱点は、そのエリアでした。
これを補うモードとして、「プラスエリアモード」が存在するんです。
ケンジ
高見沢
プラスエリアモードを使えるのは、auのLTE回線を使うことができる「LTEオプション」利用時。
auのLTE回線は、いわゆる「大手スマホキャリア」の回線ですから、全国ほぼどこでも使えます。
それこそ、山間部や海辺、地下や大きなビルの中も全然大丈夫。
auの人口カバー率は99%ですから、人が住んでいるところはほぼどこでも使えると考えて大丈夫です。
要は、WiMAXが不得意なエリアをau回線で補って、日本全国どこでもWiMAXを使えるようにしちゃいましょう、というモードなんですね。
高見沢
解説するネッ!
プラスエリアモードの制限
プラスエリアモードにも、ハイスピードモードとは違う特徴があります。
これを理解していないと
「WiMAX、なんかおかしいな。。。壊れた?」
と思ってしまうかも知れません。
プラスエリアモードの特徴は、
- 全国どこでも使える
- 月間7GBまで使える
- 7GBを超えると速度制限
というものです。
プラスエリアモードは、au回線を使うことで全国ほぼどこでも使えるようになる、魔法のようなオプション。
しかし、無制限で使えるハイスピードモードと違い、月間のデータ上限が7GBまでとなっています。
この上限を超えてしまうと、以後は月が変わるまで「128Kbps」という激遅の速度制限が適用されます。
ケンジ
それは知らないとマズイ。。。!
しかもこの速度制限は、プラスエリアモードだけでなく、ハイスピードモードにも適用されちゃいます。
ということは、7GBを超えると月末までの間、WiMAXすべてがほぼ使えなくなる、ということなんです。
ケンジ
ただ、焦る必要はありません。
もしプラスエリアモードで7GB近く使ってしまっても、それが6.9GBまでだったらハイスピードモードは大丈夫。
ハイスピードモードだけで月末まで乗り切れば、翌月からまたau回線を7GB使えるようになります。
高見沢
電波の入りが悪いときだけプラスエリアモードに。
そうすればそうそう7GB使うことはないと思うヨ★
ケンジ
でも「オプション」って言うくらいだから、有料なんですか?
次は、ケンジくんの疑問を解消するために「LTEオプションの料金」と「無料で使う方法」について書いていきます。
通常1,005円のLTEオプションが3年契約で無料!
auのLTE回線がなんと7GBも使えるLTEオプション。
その料金は、「使った月だけ」月額1,005円。
使わなければ、一切料金はかかりません。
でもWiMAXの弱点はそのエリアが若干狭いこと。
ボクがリアルに使っていて思うのは
「名古屋市内に住んでても結構電波届かないところある!」
ってことです。
もちろん屋外はほとんど大丈夫です。そこそこ都会ですからね。
でも屋内は結構厳しいところがありますよ。
窓際は大丈夫なんですけど、大きなビルの窓から距離がある場合とか。
高見沢
となると、毎月1,005円余分にかかってくる可能性が高いってことですよね。
これを防ぐ方法がひとつだけあるんです。
それはWiMAXの契約年数を3年にするということ。
WiMAXは3年契約をすることで「LTEオプション」が無料となるのです。
もし毎月1,005円を2年間使い続けると、合計24,120円かかります。
でも、3年契約にするだけでそれが0円で36ヶ月使えるんです。
高見沢
ケンジ
au電波が7GBも無料で使えると思えば、3年契約のほうがいいなあ
そうなんです。
auのデータプランで7GB使おうと思うと、なんと月額5,700円もかかっちゃいます。
それが無料で使えるというだけで、めちゃくちゃオトクなんですよね。
高見沢
最後に
この記事では、
- 「ハイスピードプラスエリアモード」とは
- 「ハイスピードモード」とは
- 「LTEオプション」とは
といったことを中心に、「ハイスピードプラスエリアモード」について解説しました。
カンタンにまとめると、
- ハイスピードプラスエリアモードは「ハイスピード」+「エリア」のモード
- プラスエリアモードは上限7GB
- 普段はハイスピードモードで利用すべし
- 3年契約で無料で使える
ということですね。
WiMAXは無制限で使えるのが最大のウリ。でもエリアが唯一の弱点。
プラスエリアモードは、その唯一の弱点を補ってくれる素晴らしいものなんです。
このモードの違いを把握して、WiMAXを快適に使いこなしてくださいね!