はじめまして!本サイトの管理人、「たかみー」こと高見沢と申します。
高見沢
iモードが始まるより前からインターネット大好きな僕。
スマホが登場してからというもの、年々アップする通信費に頭を悩ませていたものです。
古今東西紆余曲折、スマホのテザリングやいろんなモバイルルーターを使い比べてみること数年・・・
いまはWiMAXのみでほぼすべてのインターネット通信をまかなってます。
高見沢
WiMAXの恩恵を受けまくってるユーザーのひとりとして、メリットもデメリットもきちんと紹介したい!と思ってこのサイトを立ち上げました。
あい
高見沢
この記事の内容
WiMAXの電波は、LTEではない
まず前提として、WiMAXの電波と携帯電話会社(携帯キャリア)の電波は別物という点だけ覚えておいてください。
- WiMAXの電波・・・WiMAX2+
- 携帯電話会社の電波・・・LTE
WiMAX2+は、ワイマックスツープラスと読みます。
LTEはエルティーイーと読みます。おなじみですね。
ちなみに、WiMAXで以前使われていた電波は、サービス名と同じWiMAXという名前ですが、現在は新規申し込みを停止しているので覚えなくて大丈夫です。
携帯電話会社 | WiMAX | |
---|---|---|
昔の電波 | 3G | WiMAX |
今の電波 | LTE(4G) | WiMAX2+ |
あい
高見沢
電波が違う=特性が違う
電波なんてどれも一緒でしょ?とお思いのあなた。
それが実は、けっこうかなり違うんです。
同じ「魚」というジャンルでも、マグロとサンマじゃぜんぜん味が違いますよね。
それと同様に「電波」というジャンルにも種類によって個性があるんです。
あい
高見沢
そんなわけでここからは、WiMAX2+の電波について説明するために、みなさんがふだん使っているLTEと比較しながら話を進めていきますね!
WiMAX2+とLTEの通信速度
まずは、それぞれの通信速度から見ていきましょう。
WiMAX2+とLTEの通信速度
WiMAX2+ | LTE | |
---|---|---|
最大理論値 | 440Mbps | 988Mbps |
実際速度 | 10〜100Mbps | 20〜100Mbps |
ここで注意してほしいのが、「最大理論値がぜんぜん違う!」とは思ってほしくないということ。
最大理論値とは、「すべての条件がそろった場合の実現可能な数値」。
ですが、ぶっちゃけたはなし、ほとんど参考になりません。
インターネット通信の最大理論値はベストエフォートと呼ばれますが、これは、直訳すると「最大限の努力をします」という意味。
障害物もない、利用者も少ない、大気の状態も安定している、など
すべての好条件がそろった状態なら可能という、現実世界では実現不可能な数値です。
高見沢
光回線などでもよく「下り最大1Gbps!」とうたっていますが、そんな数字が出ることはまずありえません。
実際速度で30Mbpsが出ていれば「高速インターネット」と言われますし、動画視聴もサクサクです。
あい
高見沢
WiMAX2+とLTEの対応エリア
では続いて、WiMAX2+とLTEの対応エリアを比較してみます。
結論から言うと、これはもうLTEに軍配が上がります。
なんせ、LTEを整備しているのは大手携帯電話会社3社。
ドコモ、au、ソフトバンクそれぞれに、大企業ならではの資金力を武器にアンテナを建てまくってきました。
おかげで、LTEの人口カバー率はほぼ100%!
小さな離島でも富士山の山頂でもLTE電波が入るだなんて、日本のインフラ整備すごい、のひとことにつきます。
高見沢
WiMAXの運営会社であるUQ WiMAXが設立されたのは2007年ですが、しっかり地道にアンテナ設置を進めています。
そのかいあって、いまでは地方都市を含めた都心部を全域カバーしているWiMAX2+。
都心部から少し離れたいわゆるベッドタウンでも、ほとんどの地域で使えるようになっています。
高見沢
WiMAX2+の弱点
ここまでをまとめると、
- WiMAX2+もLTEも、通信速度は光回線なみに速い。どちらも、電波状況のいい場所でストレスを感じることはまずない。
- 僻地や過疎地を含め全国どこでも使えるのはLTE。街中で使うならWiMAX2+のエリアも不安はナシ。
という結果になりました。
あい
高見沢
WiMAXの電波は障害物に弱い
実はWiMAXの電波(WiMAX2+)には、弱点があります。
それは、障害物に弱いということ。
あい
高見沢
障害物に強いLTE
一方LTEは、障害物にとっても強い。
ビルの中にいても、しっかり電波が届きます。
それでもWiMAXの安さは魅力的
あい
高見沢
それに、やっぱり料金の安さを見ればWiMAXはかなり魅力的なんだヨネ〜
データ通信料金
携帯電話会社3社 | WiMAX |
---|---|
20GB | 無制限 |
6,000円 | 約3,000円 |
WiMAXのメリットは、なんといってもデータ通信が無制限で使えること。
そしてさらに、万が一WiMAXの電波が弱い場所に出くわしてしまった場合は、
同じ端末でLTE電波を使うこともできるんです。
WiMAXの弱点を補うハイスピードプラスエリアモード
実はWiMAXを申し込むと、自動でふたつのモードが利用できるようになります。
ひとつは、WiMAX2+の電波を使うハイスピードモード。
もうひとつは、LTEの電波を使うハイスピードプラスエリアモードです。
ハイスピードプラスエリアモードは、WiMAX2+の電波状況が悪いときに使える保険のようなもの。
ですので、こちらはデータ量無制限の対象外となっています。
ハイスピードモード | ハイスピードプラスエリアモード |
---|---|
WiMAX2+ | LTE |
データ量無制限 | 月7GBまで |
あい
高見沢
ハイスピードプラスエリアモードについては下の記事でも詳しく説明しているのでぜひ読んでみてくださいね!

最後に
WiMAXで使用している電波WiMAX2+について、スマホのLTEと比較しながら
- 通信速度はLTEに匹敵。じゅうぶん速い
- エリアは、僻地や過疎地は弱い。街中は問題ない
- 電波の特性として、障害物に弱い
といった点について説明してきました。
また、障害物に弱いという電波特性を補うためのハイスピードプラスエリアモードについても少し紹介しました。
あい
高見沢